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歩いているだけさ  ジョン・アシュベリー

 





僕の名前は何だろう
もちろん名前なんてない
言ってみれば星たちの名前が
たまたまそれらしいだけでついているのと同じ。歩いているだけさ。

だれかの好奇心を刺激するけど
あなたはわき目も振らない
あなたの精神に張り付いている
秘密のシミのおかげで
話したり歩き回ったりすることが出来ないでいる

人々や自分に笑いかける。
それはあなたを孤独にさせる
でも同時に当惑させる。
逆効果だとあなたは再認識する

長い道は結局効率的
島々を通り抜け、そして
あなたはいつも円を描いて回り道をしている
いま終わりは近い

オレンジの皮のようにぱっくりと開いた旅路のかけら
光と不思議と食べ物がそこにある
見に来てよ。
僕にではなくてそれのために
でももし僕がそこにまだいたら、そこで会おう。



 John Ashbery- Just Walking Around
 A Wave - Poems by John Asbery より。
  Translated by Jay Otsuka, 2007



キーワード:詩のコーナー(検討中)、ポエム、翻訳、アメリカ、詩人。

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