リタリンと多動児




精神科医でも(心理)薬剤士でもない僕がリタリン(塩酸メチルフェニデート)と多動児について 書いているのは、精神科医とクライエントの橋渡しも僕の仕事であるから。精神科医の診察を受けたら9割がたなんらかの薬を処方される。その後も薬の効果や服作用 について話し会う最初の窓口であり、クライエントに分かりやすい言葉を喋るのはカウンセラー であることが多い。簡潔に説明するのにはきちんとした知識が無いといけない。

リタリンを多動児に投薬することについては、本当にあやふやな 情報しかない。長期に服用した時、副作用がどうなるのか についても色々調べてみたが、資料ごとに違ったことを示している ようだ。(もっと詳しいことを近く書くつもりです。) 臨床家は各人で調査をして、自分なりの意見を持つしかないと思う。例えばRussell Barkley "Attention-Deficit Hyperactivity Disorder (ISBN: 1-57320-275-5) によると、子供がリタリンを長期に服用しても長期的な服作用は起さないようです。一時的に身長/体重の伸びが遅く なるときが有るが後に追い付くとか。

ADHD/ADD は抑制を司る前頭葉の働きが低下することによって起こる ことが原因と考えられている。だからリタリン、デキセドリン、アデロル等の 興奮剤を(不思議なことに多動な子供に)与えることが最も盛んに行われている。 大抵の場合セラピーと併用になるので僕達の出番となる。


しかし、発達中の脳に投薬するのだから当然副作用 が心配される。僕達でもよく分からないのだから、当の子供や親は 本当に不安だ。薬について詳しく話し合いをして、分かっていることとそうでない ことをきちんとさせておくべきだと僕は信じる。

それに、投薬はあくまで一時的に症状を抑えるものであって治療ではない。今の所、 僕の知っている限りでは現在根本的治療法は、、、無い。僕にできることはセラピーの他 クライエントとその家族の、ADHD/ADD についての理解を助けること、不必要な不安や罪悪感を減らすこと。そして学校、精神科医、 PCP (Primary Care Physician-主治医) との連絡。最後に、やはり楽しいセッションをすること!

 

専門的な情報は注意欠陥多動障害(ADHD)とリタリン(塩酸メチルフェニデート)をご覧ください。ファーマシスト ドット コムより。


2005年7月改稿 キーワード:, attention - deficit / hyperactivity disorder; ADHD, 児童青年精神科, 注意欠陥・多動性障害, 中枢刺激薬

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